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Xming環境構築


目次



記載の動機


  • バイオインフォマティクス分野ではRやPythonその他を利用し、データを可視化する機会も多いです。
  • 同時に、大量のデータを取り扱う必要があるため、高スペックなクラスタサーバを利用する場合も一般的です。
  • 更に、これらサーバにWindowsやMacなどのパソコンから接続するのも一般的な接続形態でしょう。
  • 内部がUNIXなのでMacはLinux等のサーバとの相性も良く設定も楽ですが、これに対し、Windows端末からリモートLinuxサーバに接続し、そのサーバ上で可視化関係のプログラムの実行結果を得るには、結果を画像等に出力して転送するか、GUIの送受信が可能なWindows用のX Windowサーバプログラムを使用する必要があります。
  • Cygwinなどの選択肢もあり得ますが、ここでは軽快なX Windowプログラムの選択肢の一つであるXmingを導入することで、WindowsPC上でLinuxの可視化プログラムを利用可能にする方法について記載します。
      • 上図の例ではリモートサーバ上で起動したR上からグラフ描画するために、TeraTerm+Xmingを使っています。

接続形態


    • 上図の上の例のように、直接接続する場合、
    • 上図の下の例のように、あるサーバを仲介する場合で記載しています。

インストール方法


  • ほぼデフォルトのインストール方法を記載しています。ステップ数も考える必要のある所もそれほどありません。

1. Xmingのダウンロード


  • 以下のURLからたどれるSource ForgeのサイトからXmingのプログラムをダウンロードします。
  • ページのインストールから更に下にあるダウンロードから必要なファイルを見つけます。
  • この例では現時点で最新のVer6.9.0.31をダウンロードしています。

2. Xmingのインストール


    • ダウンロードしたXmingのインストーラをクリックします。
    • インストーラが起動したら"Next"ボタンを押します。
    • インストール場所に特に変更が無い場合はそのまま"Next"ボタンを押します。
    • インストール対象を選択します。今回はデフォルトでインストールしています。
    • スタートメニューのショートカットに関する選択ですが、特に理由が無ければそのまま"Next"を押します。
    • デスクトップにXmingのアイコンを作るため「Create a desktop icon for Xming」と、「..Xlaunch」にチェックを入れています。"Next"を押します。
    • インストールに関する設定を確認し、"Install"ボタンを押します。
    • インストールが進行しますが、それほど時間がかからず完了すると思います。
    • "Finish"ボタンを押します。明示的に手動で起動したい場合は、チェックをはずしておくと良いと思います。

3. Xmingの起動


    • インストール時にアイコン作成のチェックを入れていれば、デスクトップ上に"Xming"のアイコンができているはずなのでこれをクリックして起動します。
    • 特に何かのウインドウが開くわけではないので注意が必要です。
    • 起動中かどうかは、Windows画面右下の隠れているインジケーターを表示し、Xmingのアイコンがあるか確認します。
    • アイコンがあればXmingが起動している状態です。

サーバへの接続設定


TeraTermの設定


  • XmingでサーバのGUI画面を受け取るためには、TeraTerm等のSSHクライアントプログラムとの連携設定を行う必要があります。
  • 今回はTeraTermの設定方法を記載します。
    • TeraTermのメニューから"設定"-"SSH転送"を選択します。
    • "SSHポート転送"画面で、"リモートの(X)アプリケーションをローカルのXサーバに表示する"にチェックを入れて"OK"します。
    • 設定の保存をしておけば、TeraTermの起動の度に設定する必要が無いので、TeraTermメニューの"設定"-"設定の保存"を選択します。
    • 設定ファイルの保存先と名称を聞かれますが、特に理由が無ければ、そのまま"保存"ボタンを押します。
  • 以上でTeraTermとの連携設定は終わりです。

TeraTermとの連携動作確認(サーバ直接接続の場合)


  • Xmingの起動および、TeraTermとの連携設定後、TeraTermを再起動し、目的のサーバに接続します。
  • ためしに、サーバ上にあるtmp.pngという画像ファイルをLinuxビューワープログラムであるeogで起動しています。
  • 上記画面ではTeraTermのCUIウインドウとは別に、tmp.pngというタイトルのウインドウが起動しています。
  • これはeogプログラムの画面の内容をXmingが表示しているものです。
  • 終了したければ、Windows操作同様右上の"x"ボタンを押します。もちろんプログラムのメニューや、コマンドから終了しても良いです。

TeraTermとの連携動作確認(仲介サーバ経由の場合)


  • セキュリティ上、その他の理由で、仲介サーバを経由して計算サーバに接続する必要があるケースは良くあり得ます。
  • その場合は下記の方法で接続を行います。
  • 目的のサーバに接続するための仲介サーバにTeraTermで接続します。
  • sshコマンドを-Xオプションつきで実行し、目的の計算サーバに接続します。
    • $ ssh -X hostname
  • 確認例として、仲介サーバを経由して接続している計算サーバ上でRを起動し、hist関数を呼び出しています。
  • TeraTermのウインドウとは別に、Rのグラフ描画用ウインドウが起動しています。
  • 上記の画面は、上の直接接続の画像と同じですが、eogで画像ファイルのtmp.pngを起動したものと異なり、画像表示の設定メニューが異なっていることが確認できるかと思います。

各種関係する設定


emacsの設定


  • 上記のXmingの設定を行うと、テキストエディタのemacsユーザーにとってはうれしくない挙動になります。
    • なぜなら上図のように、従来X Window環境が無い場合はTeraTerm上で、CUIとして軽快に高速に起動していたemacsが、起動の遅いGUI版のemacsが起動してしまうためです。
  • ここでは従来通り、CUI版が起動する設定として、"~/.bashrc"に対して、CUIで起動する設定を追加します。
    • $ emacs -nw ~/.bashrc
      
      #下ボタン(またはCtrlボタン+nボタン)でファイルの末尾に移動
      
      #以下の記述を追加
      
      alias emacs='emacs -nw‘
      
      #Ctrlボタン+sボタンで保存し、Ctrlボタン+xでemacsを終了します。
    • ここは、.bashrc(や.bash_profile)の編集方法を細かく記載するつもりは無いので、毎回起動のたびに上記のaliasコマンドを打つ必要が無いようにこうしているとだけ理解ください。
    • これらファイルについて詳しく知りたければ別途ググるなどして調べてください。
    • 設定後、いったん接続を切って再接続するか、以下のように設定ファイルを明示的に読み込み、設定を有効にします。
    • $ source ~/.bashrc
      • 設定を有効にした後にemacsコマンドを実行すると、従来通りCUI版での起動が行われていることが確認できました。

参考情報




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